(2024年3月17日に更新)
「同期は花形部署。毎日楽しそう。自分の部署は雑用ばかり。全然面白くない。」
「今の仕事は全然スキルアップにつながらない。このまま年齢を重ねるのは嫌だ。」
この記事は、このような悩みを抱えている方に向けて書いています。
同じ会社の中でも、部署によって、人によって、本当にやっていることは違いますよね。
「自分にできることをやるだけ!」
と思って頑張っても、どうしても人の仕事が気になってしまったり、他人と比較したり。
自分の仕事に納得がいかない場合、焦って転職や独立に進む方もいるでしょう。
でも、その前に、『3年後の自分』について考えてみることをオススメします。
この記事では、「雑用ばかりで仕事が面白くない…」と悩む社会人の方を対象に、
『3年後の自分』を考えることにについてお話します。
あくまで私個人の考え方・やり方の紹介に過ぎませんが、あなたが少しでも前向きな気持ちになれる一助となれば幸いです。
【目次】
『3年後の自分』を考える
『3年後の自分』と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
- 今の職場で頑張っている自分
- 新しいことに挑戦しようとしている自分
など、皆それぞれ想像の形は違うでしょう。
私がオススメする『3年後の自分』の考え方には、3つの視点があります。
- 今の仕事を3年続けたら、何が得られるか?
- 3年先の先輩は何をしているか?その先輩の仕事やスキルに憧れるか?
- 3年後に社内異動や転職を考えるのでは、遅すぎるか?
この考え方の目的は、『具体的にイメージできるようにする』ことです。
具体的にイメージできればできるほど、人は心も身体も強く動かせます。
より、自分が望む方向に力を入れて頑張ることができるようになります。
1つ実験してみましょう。
たとえば、以下の選択肢があったら、あなたはどちらを選びますか?
- 今日”確実に”1万円もらえる
- 1万円を辞退したら、一週間に”10%の確率”で10万円がもらえる
おそらく99%の人が①を選ぶでしょう。人は、不確実性を嫌うからです。
不確実性の高いことをいくら想像したところで、人の心は動きません。
上の例で言えば、②は1円ももらえない可能性が90%。
だから①の確実に1万円もらえる方を選ぶのです。
このように、『具体的にイメージできるようにする』ことで、
最大効果を生み出す選択が可能となります。
それでは、『3年後の自分』の考え方について、3つの視点を順番に解説していきます。
今の仕事を3年続けたら、何が得られるか?
幾つか例を挙げてみましょう。
- 業務に関連する専門的なスキル
- 対人コミュニケーションスキル
- 人脈(自部署や他部署、取引先など)
- 収入
- 会社からの信用
- 部署移動のチャンス
ざっと挙げてみましたが、観点を増やせばまだまだ出てくるでしょう。
(例:業務効率化スキル、独学で習得したスキル、指導スキル、問題解決スキル)
あなたは自分の仕事を『雑務ばかり』と思っているかもしれませんが、
3年後にはこれだけの収穫が得られます。
決して、『全然スキルアップにつながらない』なんてことはありません。
仕事においては、全ての作業、全ての時間がスキルアップにつなげられるのです。
花形部署であろうとなかろうと、会社において『不要な部署』など存在しません。
また、『不要な人財』も存在しません。必要だから存在しているのです。
職種によって、得られる経験やスキルには違いが出てきますが、
『3年後に得られるもの』として冷静に比較してみると、
実はそれほど大きな差がないことに気づけるはずです。
たとえば、同じところで3年も働けば、
あなたはチームの一員として確実に大きな戦力となっていることでしょう。
そこで得られる他者からの信用や会社からの信用は、
あなたにとって大きな自信や”やりがい”につながるでしょう。
- 3年先に得られるものを、様々な観点で分析して挙げてみよう。
3年先の先輩は何をしているか?その先輩の仕事に憧れるか?
2つ目のポイントは、視点を自分ではなく先輩に移して考えてみます。
あなたの部署に3年先の先輩の方がいる場合、その人が自分にとって『3年後の自分』のモデルと言えます。
この質問に対し、
「先輩が何しているのか全く知らない」
「先輩の仕事には何の興味も憧れも無い」
こう断言できる方は、次の道を考えて進んだ方が良いでしょう。
今の部署で3年頑張ることがベストな選択とは思えません。
「先輩は〇〇〇と△△△の仕事を任されている。毎日忙しそう。」
「でも笑顔で楽しそうに仕事をしているのが印象的。ちょっと憧れる。」
こう思える方は、十分に今の仕事を継続する価値があります。
今の仕事内容に満足できなくても、やがて先輩のように色々な仕事を任されるようになり、
充実した日々を過ごすことができるでしょう。
- 3年先の先輩を見てみよう!仕事内容に興味が持てれば、頑張る価値は十分にある。
3年後に社内異動や転職を考えるのでは、遅すぎるか?
- やりたいことが明確なのであれば、期間に縛られず次の道に進んだ方が納得できる。
まとめ
この記事では、「雑用ばかりで仕事が面白くない…」と悩む社会人の方を対象に、
『3年後の自分』を考えることにについて紹介しました。
最後に、『3年後の自分を具体的にイメージする』ための3つの視点を簡単にまとめます。
- 今の仕事を3年続けたら、何が得られるか?
3年先に得られるものを、様々な観点で分析して挙げてみよう。
- 3年先の先輩は何をしているか?その先輩の仕事に憧れるか?
3年先の先輩を見てみよう!仕事内容に興味が持てれば、頑張る価値は十分にある。 - 3年後に社内異動や転職を考えるのでは、遅すぎるか?
やりたいことが明確なのであれば、期間に縛られず次の道に進んだ方が納得できる。
あなたが少しでも前向きな気持ちになれる一助となれば幸いです。