(2024年3月24日に更新)
バイクのタンデムを楽しむカップル
「バイクの二人乗りって楽しいよね!
ハヤブサでタンデムってできるのかな?
乗り心地とか運転のしやすさとか、実際どうなのか知りたいな」
この記事では、この疑問にずばりお答えします。
タンデムとは、バイクの二人乗りのことを指します。
ひと昔前は『ニケツ』とも呼ばれていましたが、めっきり聞かなくなりました。
※以降『タンデム』という呼び方で統一します。
バイクのタンデムは、他の乗り物では決して味わえない爽快感があります。
カップルや親子で楽しそうにバイクに乗っている二人を見ると、いつも
と心の中で思ってます。
本記事では、ハヤブサのタンデムについて、基本的なところからマニアックなところまで、
魅力をたっぷりとお伝えします。
✅ 本記事の内容
- ハヤブサのタンデム、乗り心地や運転のしやすさは?
- タンデムシートの乗り心地(後ろの人視点)
- 運転のしやすさとタンデムの乗り方
- 注意点
✅ 本記事の信頼性
- ハヤブサで実際に相棒(娘)を乗せ、本人が話したままの感想を載せています。
- 子どもの純粋で率直なコメントは、時として専門誌や専門家の意見よりも説得力があります。
- 身長:120cmくらい
- 体重:非公開
- タンデム歴:1年
【こちらもオススメ!】
ハヤブサってどんなバイク?どんな魅力があるの?という方におすすめの記事はこちら▼
➡【隼】ハヤブサの魅力と大型バイクのメリット・デメリットまとめ
(2024年2月23日に更新)
バイク好きの人「ハヤブサって憧れるなぁ・・・。いつか乗ってみたいけど、どんな魅力があるんだろう?そもそも大型バイクって運転しやすいのかな?大型バイクについても色々知りたいな。」
この記事で[…]
【目次】
【隼】ハヤブサのタンデム、乗り心地や運転のしやすさは?
結論から言うと、『ハヤブサのタンデムは超快適』です。
ハヤブサのタンデムシート(後ろの人が座るシート)はクッションの厚みがしっかりとあります。
また、大きさも大人の男性が座るのに十分な大きさがあります。
これにより、
ハヤブサのタンデムシートは長時間の走行でもお尻が疲れにくいのが特長です。
また、ハヤブサは260kg超の重量級バイクで、馬力とトルクは並の普通自動車をしのぎます。
私の2008年式ハヤブサと、2021年式SWIFTの出力を比較しました。
この圧倒的なパワーにより、一人増えたくらいではパワー不足は全く感じません。
ただし、パワーがある分、運転には細心の注意が必要です。
また、ライダーと同様に、後ろの人の安全対策をしっかりと講じる必要があります。
ここからは、3つのポイントで解説していきます。
- タンデムシートの乗り心地(相棒視点)
- 運転のしやすさとタンデムの乗り方
- 注意点
タンデムシートの乗り心地(相棒視点)
結論から言うと、『4時間乗っても全然疲れないほど快適』です。
- 4時間乗っても全然疲れない(休憩含む)
- どこも痛くならない
- クネクネ道も全然怖くない
タンデム走行において、
ライダーが最も気になるのは後ろの人(パッセンジャーとも言います)の乗り心地です。
特に前傾姿勢の強いレーサータイプのバイクの場合、
タンデムシートがついていても極端に小さくて堅かったり、
お世辞にも快適とは言えないものが多くあります。
ハヤブサにはやわらかく、大きなタンデムシートが装備されているので、
乗り心地は悪くないはず…と期待しつつ、ツーリングしてきました。
『4時間』ほどのツーリングを終え、自宅近くまで戻ってきたときの会話です。
痛くなってくるんだよ。相棒は?
どこか痛くなったり疲れたりしてない?
ちょっと眠いけど・・・。
結構クネクネ道も多かったけど、怖くなかった?
また行きたい!バイク乗るの大好き!
このツーリング以降も何度も後ろに乗せて走っていますが、
一度も「疲れた」とか「お尻が痛い」といった不満が出たことはありません。
運転のしやすさとタンデムの乗り方
結論から言うと、『タンデム時の運転のしやすさはソロとほとんど変わらない』です。
ただし、タンデム走行で運転のしやすさを決めているのは『後ろの人の乗り方』なので、
適切な乗り方を伝え、実践してもらう必要があります。
上の写真のように、後ろの人が怖がって
ライダーを強く抱きしめる形になると、確実に運転しにくくなります。
※気持ちの上では嬉しいのですが、優先すべきは『運転のしやすさ』です。
バイクの後ろにあるグラブバーを使ったり、タンデム用のベルトを使うなどして、
『なるべくライダーと密着しない状態』を作ることが大切です。
隼にはクッション性のある大きなシートとグラブバーが搭載されているため、
小さな子どもから大人まで快適に乗っていられます。
ただし、子どもが乗る場合、
- グラブバーをしっかり握れるか
- 両足がタンデムステップに届くか
という点はしっかり確認してください。
タンデムベルトに関しては、タンデム装備の記事の中で紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
➡【親子タンデム】タンデムベルトは必需品!おすすめ装備品7選
(2024年2月24日に更新)
ソロライダー
「バイクは好きなんだけど、いつもひとり。子どもを乗せてタンデムも挑戦したいけど、準備が大変そう・・・。最低限何を準備したらいいんだろう? 」
[…]
もう一つ、『ハヤブサの運転のしやすさを劇的に改善するアイテム』をご紹介します。
下の写真に写っているのですが、分かるでしょうか?
答えは、『バーハンドル』です。
バイク界において賛否両論が激しいバーハンドル化ですが、私は変えて大満足でした!
ハヤブサには元々、セパレートタイプのハンドル(通称セパハン)が装備されています。
それはそれで超カッコイイのですが、
ハヤブサはシートからハンドルまでの距離が遠いため、想像以上に前傾がキツくなるバイクです。
私のように腰痛で悩んでいる方も少なくないでしょう。
その辛さを軽減してくれるのが、バーハンドルです。
バーハンドル装備によって、高さは+5cm、セットバックは+3cm変わります。
- 前傾がゆるくなって、腰や上半身のストレスが激減!
- 押し歩きがめっちゃしやすい!
- 身体が”立つ”から、タンデム時、後ろの人を風圧から守れる!
- ハヤブサの完成された造形美が少し崩れる
- ハヤブサにバーハンなんてダセー!というアンチに遭遇する
個人的には、圧倒的にメリットの方が大きいです。
気になる方は挑戦してみてください!
一人で走るときも、タンデムで走るときも、素晴らしい効果を体感できますよ♪
どうしても合わなければ、戻せばいいわけですしね。
【プチコラム】
毎回感激するのが白バイ隊員さんの神対応。
お互い停車している時、相棒が手を振ると100%の確率で笑顔で手を振り返してくれます!
わたしにとって理想のライダーは白バイ隊員さん。
注意点
タンデム走行の注意点は以下4つです。
- 加速、減速はとにかくゆっくりと!後ろの人を安心させよう!
- 制動距離は明らかにソロよりも伸びる。早め早めのブレーキを!
- 後ろの人が眠りに落ちないように、適度に話し掛けよう!
- 後ろの人に「疲れた」と言われる前に休憩を!
私は過去に何度も事故にあい、救急車で運ばれたことがあります。
早朝の山道、車通りがほとんどないところで転倒し、
バイクごと崖から落ちそうになったときの絶望感。
骨が見えそうなほどの大ケガなのに、なぜか痛みを感じない不気味さ。
そんなものは、絶対に相棒に味わわせたくありません。
タンデム走行では、命の重さが2倍になります。
最悪の事態にならないように、
常に油断せず、安全第一でバイクを楽しみましょう!
また、万が一事故にあってしまったときのために、
- 怪我を最小限にする対策(しっかりとした装備など)
- 家族や警察、保険屋への連絡手段の確保(手書きのメモなど)
- 応急キットの携帯(水、消毒液、大きめの絆創膏など)
などあると安心です。
手書きのメモは、事故でスマホが使用不能になったときに効果を発揮します。
公衆電話があれば使えますし、
近所の家の方や他のライダーが助けてくれたときに連絡してもらえます。
バイクは助け合いが大事!
まとめ
ハヤブサのタンデム、乗り心地や運転のしやすさについて解説しました。
記事の内容をまとめます。
①乗り心地(相棒視点)
- ハヤブサのタンデムシートはやわらかく、とても乗り心地が良い
- 4時間走行しても全然疲れない
②運転のしやすさとタンデムの乗り方
- タンデム走行であっても、ソロと同じくらい運転はしやすい
- 後ろの人がラクに乗っていられることが大事(タンデムベルトやグラブバーの活用を)
- ガシっとつかまれるのは危険
- バーハンドル化すると、運転のしやすさが劇的に改善される
③注意点
- 加減速はゆっくりと!
- 早め早めのブレーキを!
- 適度に話し掛けよう!
- 「疲れた」と言われる前に休憩を!
バイクは危険のつきまとう乗り物ですが、一方で車にはない魅力があります。
タンデム走行ではお互いの顔は見えませんが、
これほどまでに相棒が嬉しそうに話してくれる時間を、私は知りません。
これからも、安全第一で、他のライダーの模範となるような運転を心掛け、
相棒と共にバイクライフを楽しみます^^