「Web面接のNGマナーが知りたいな。対面の面接とマナーは同じだと思っていていいのかな?」
対面での面接に比べると、
実はWeb面接の方が注意すべきNGマナーがたくさんあります。
対面のときはそれほど意識しなくて済んだことが、
オンラインになるとバレバレ…なんてことも。
NGマナーは本人が自覚できていないことも多く、
回数を重ねれば自然と身についていくものではありません。
今回の記事では、Web面接におけるNGマナーと注意すべきこと10選を紹介します。
就職活動の最後の砦である面接を成功させる一助となれば幸いです。
【目次】
Web面接でのNGマナーと注意すべきこと10選
Web面接のNGマナーと注意すべきこと10選はコチラです▼
- 見えないところも、整理整頓!
- 背中が丸まってませんか?
- 話すときの視線はカメラへ!
- 声が小さくなっていませんか?
- スマホはOFF!
- 回答が単調になっていませんか?
- 無口は避けるべし!
- 周囲の音が漏れていませんか?
- 最後の挨拶を忘れずに!
- 退室は素早く!
1つ1つは非常に基本的なことであり、既にできている部分も多くあるでしょう。
できていないところ、自信がないところに着目し、1つずつ確実に改善していくのがオススメです!
それでは、1つずつ順番に解説していきます。
解説
見えないところも、整理整頓!
まずは面接に入る準備段階として、面接を受ける部屋の整理整頓をしっかりやりましょう。
- 気が引き締まる
- どこが映っても大丈夫という自信につながる
- 面接に集中できる
ポイントは、「カメラの見えないところも綺麗にする」ということです。
カメラ越しに見える範囲だけ綺麗にしておくのは整理整頓とは言いませんし、オススメできません。
部屋全体を整理整頓することで、これから面接をやるぞ!という気合が注入され、集中力が増します。
そして、ふいにカメラの位置を変えたりして視点が変わった際にも余計な物が映らず、焦らなくて済みます。
背中が丸まってませんか?
早稲田大学の「姿勢改善」に関する研究によると、
『日本人の65.1%が自分を猫背と認識している』という結果が出ています。
Web面接は通常座って行いますから、立っている状態で猫背の方は更に猫背になりやすい状況になります。
姿勢が大事、というのは当然のことですが、姿勢は時間とともにだんだんと崩れてきてしまうもの。
数分ごとに意識して姿勢を正すなど、綺麗な姿勢を維持する工夫を取り入れると良いでしょう。
- 自信が伝わってくる(面接官視点)
- 誠実で真面目な印象が伝わってくる(面接官視点)
- 堂々と話ができる(自分視点)
背筋をピンと張った状態をキープするのは結構シンドイですが、
面接官に与える印象は猫背と比べると天と地の差があります。
話すときの視線はカメラへ!
自分が話す際、視線はモニターに映る面接官ではなく、カメラのレンズを見て話した方がケタ違いに印象が良くなります。
- 話し手の視線(目力)を感じることができる(面接官視点)
- 見るのはカメラ(物)なので、緊張せず堂々と話ができる(自分視点)
自分では気づきにくいのですが、
モニターの上にカメラがある場合、モニター目線で話してしまうと、視線が少し下がります。
そうなると、誰に向かって話しているのか、何を伝えようとしているのか、
自信はあるのか、いまいち伝わりにくくなってしまいます。
面接官の表情や仕草が気になるところではありますが、
Web面接においては基本的にカメラを見て話をすることをオススメします。
但し、面接官が話しているときはモニターを見て大丈夫です。
しっかりと面接官の表情や仕草を読み取りましょう。
声が小さくなっていませんか?
面接中に声が小さくなってしまうのはよくある光景です。
自分の弱みを説明するときや、難しい質問に回答するとき、
人は自然と声が小さくなってしまいます。
だからこそ、
どのような説明や回答をするときも、自分の声の大きさを意識することが重要です。
- 説明・回答しにくいものであっても、堂々と話せる(自分視点)
- 困難な状況になっても自信を持って対応できる人と評価できる(面接官視点)
大きすぎる声は嫌がられますが、
ハキハキと大きな声で回答できる人は確実に好印象を持たれます。
スマホはOFF!
面接中、スマホの電源はOFFにしていますか?
バイブにしているから大丈夫、なんて考えていないでしょうか?電源OFFが断然オススメです。
- 面接に集中できる
- 着信音やバイブ音を完全にシャットアウトできる
電源が入ったスマホが近くにあると、メッセージなどが来たときに、
無意識のうちに視線がずれることがあります。
また、バイブの音は思っている以上に大きく、
「ブブブ」という振動音は簡単にマイクに拾われる可能性があります。
普段スマホの電源を落とす人は少ないので、
こういう大事な場面でも「電源は落とさなくても大丈夫かな」と思いがちです。
面接の時間はたった30分前後しかありません。
この時間は全ての外部情報をシャットアウトし、面接に集中しましょう。
回答が単調になっていませんか?
面接官の質問の仕方にもよりますが、
回答が「Yes/No」だけになってしまうと、なんともそっけない感じがします。
質問に回答するだけでなく、
面接官に対してコミュニケーション能力を示すこと非常に重要です。
そのためには、しっかりと文章で回答することが大切です。
【悪い例】
あなた:はい。
面接官:・・・。えーっと、どんなクラブ活動でどういう役割のリーダーだったのでしょうか?
あなた:はい、あります。大学1年からずっとラグビー部に所属しておりまして、昨年よりキャプテンとしてチームを率いています。
面接官:それは素晴らしい経験をお持ちですね。キャプテンとして普段どんなことを意識されていますか?
良い例の方が会話にリズムがあり、
お互いに前向きな気持ちで会話ができている雰囲気が伝わるかと思います。
- コミュニケーション能力をアピールできる(自分視点)
- 色々な話を聞いてみたくなる(面接官視点)
無口は避けるべし!
Yes/Noだけの単調な回答はできる限り避けたいところですが、
それ以上に避けたいのが「無口になる」ことです。
面接の中で、
応募者「(あれ?今何待ち?もしかして自分が話すターン?)」
という感じの、微妙な沈黙の時間が発生することがあります。
実はそういう時、面接官の方も同じ気持ちだったりします(苦笑)
先述の『回答が単純になっていませんか?』の中で紹介した
【悪い例】が正にソレです。
「はい。」という回答の後の微妙な沈黙。
面接官はあなたからの追加の言葉を期待していましたが、
数秒待っても何も起こらないので、「えーっと」と話を始めています。
これではコミュニケーションが成立しているとは言えません。
- コミュニケーションに積極的な姿勢をアピールできる
全ての質問に迅速で的確な回答ができる人はほとんどいません。
面接官の質問に回答するのに少し時間が必要なときもあると思いますが、
そんなときでも無口は避け、面接官との対話を大事にしましょう。
質問が分かりにくかったときには、我慢して考え込むのではなく、
「恐れ入りますが質問内容が理解できなかったのでもう一度よろしいでしょうか?」
と聞いてみるのをおすすめします。
「分からない」ことを伝えることも、大事なコミュニケーションです。
周囲の音が漏れていませんか?
面接は静かな場所で行うのが原則です。
環境的に全ての音を排除するのが難しい場合もあると思いますが、
できる限り周囲の音が漏れない工夫をしたいところです。
- 面接に集中できる
- 面接官の声がよく聞き取れる
- 自分の声がしっかりと面接官に伝わる
雑音で最も気を付けたいのが、「他の人の声」です。
面接中は自分以外の声が入らないように、細心の注意を払って下さい。
但し例外として、乳幼児を持つ方の場合には、鳴き声が漏れてしまうこともあるでしょう。
それは仕方のないことですし、私の経験上、それを悪く感じる面接官はいませんでした。
最後の挨拶を忘れずに!
言わずもがなですが、面接の最初と最後の挨拶は基本中の基本です。
ただWeb面接の場合、最初の挨拶はしっかりやるものの、
最後の挨拶がおろそかになってしまうパターンが少なくありません。
面接官から、「これで終わります。お疲れ様でした。」と言われ、
「はい。失礼します。」だけで終わってしまうのはあまりにも勿体ないです。
「本日はお時間頂きまして、誠にありがとうございました。失礼致します。」
と言うだけで印象が全然違います!
最後の挨拶までしっかりとやり切りましょう。
退室は素早く!
最後に紹介するのは、退室のタイミングです。
皆さんは、
「退室は相手(面接官)が先で、自分は後」
と考えていないでしょうか?実はこれ、NGです。
よく、電話応対のマナーでは、相手が切るよりも先に電話を切るのはマナー違反と言われますよね。
その考え方の延長で、Web面接でも同じことを意識する方が多いのです。
面接官側は、Web面接を確実に閉じるため、あなたが退室するのを待ってから退室するパターンがほとんどです。
従って、
Web面接では、面接が終わり、挨拶が終了したら、素早く退室しましょう。
まとめ
Web面接におけるNGマナーと注意すべきこと10選を紹介しました。
最後に紹介した10選をまとめます。
- 見えないところも、整理整頓!
- 背中が丸まってませんか?
- 話すときの視線はカメラへ!
- 声が小さくなっていませんか?
- スマホはOFF!
- 回答が単調になっていませんか?
- 無口は避けるべし!
- 周囲の音が漏れていませんか?
- 最後の挨拶を忘れずに!
- 退室は素早く!
だからこそ、しっかりと基本をおさえ、礼儀正しく元気にコミュニケーションができる人財を企業は高く評価します。