(2024年2月24日に更新)
転職で面接を受けてる人
「えっ?なにその質問…(心の声)」
中途面接で、面接官から想定外の質問が飛んできて、
『ドキッ』
としたことはないでしょうか?
転職(中途面接)においてもっとも重要なのは、
『質問に対して的確に回答する能力』です。
質問に対しての回答が的を得ていないと、
どんなに経歴がすばらしくても面接官から良い評価は得られません。
企業は即戦力となれる人材を求めています。
即戦力となりうるのかを確認するため、
意地悪な質問を志望者に投げかけ、その人の実力を慎重に評価するのです。
本記事では、中途採用担当の面接官から飛んでくる「意地悪で難しい質問6選」について、回答のコツも合わせて紹介します。
- 面接で緊張しやすい方
- 想定外の質問を想定内にしておきたい方
- 意地悪質問に、サラっと回答したい方
面接官も単なる一般人ですから、1人1人考え方や行動パターンが違います。
今回紹介する事例は、あくまで一例としてご覧頂ければ幸いです。
【目次】
中途面接での意地悪で難しい質問6選とその対策
中途採用の面接官が使う、ちょっと意地悪な質問6選はこちらです。
- 将来どうなりたいですか?5年後と最終的なゴールを教えて下さい。
- 前職であげた最も大きな成果を具体的に教えて下さい。
- あなたが感情的になるのはどんな時ですか?
- 感情的にモノを言われた経験はありますか?また、その際どのように対応しましたか?
- 自分が一番リーダーシップを発揮したエピソードを教えて下さい。
- 「これなら誰にも負けない!」と自信を持っているものを教えて下さい。また、それについて他者から言われたフィードバックを教えて下さい。
1つずつ順番に解説していきます。
解説
将来どうなりたいですか?
5年後と最終的なゴールを教えて下さい。
回答のコツは、
『専門職か総合職での最終目標を考えておくこと』です。
5年後までならよく聞かれますが、
「最終的なゴールは?」
と聞かれてしまうと困ってしまう方が多いのではないでしょうか?
その場しのぎの回答ではすぐに見破られてしまいますので、
答えを持っていないなら正直に伝えるしかありません。
とは言え、それでは的確な回答とは言えないので、やはり事前に準備しておくと安心です。
専門職であれば、特定分野において誰にも負けない「歩く辞書」を目指すのもよいでしょう。
総合職であれば、マネジメントやコーチ、コンサルといった人を動かすキーワードをベースに、具体的な役割を伝えるのがオススメです。
前職であげた最も大きな成果を具体的に教えて下さい。
回答のコツは、
『会社に貢献できた実績を示すこと』です。
この質問は特にリーダー候補の採用面接で聞かれます。
リーダーには人を導くだけでなく、
強い気持ちで成果(結果)を求める「結果志向」が期待されています。
例えば、
「月に200時間以上働きました!」
という回答。
これは単なる『事実』であって、『成果』ではありません。
「こんなに頑張った!」系の回答は、面接官からすると
『成果を出せなかった人の言い訳』と解釈されます。
では、どのような回答がよいのでしょうか。
ずばり、『最も会社の成長・成功に貢献できたこと』を伝えるのが一番です。
人に関することでも、売り上げに関することでも、業務改善に関することでも、何でも構いません。
『貢献』というキーワードで、自分にしか説明できない成果を説明しましょう。
あなたが感情的になるのはどんな時ですか?
回答のコツは、
『感情を用いたコミュニケーションの重要性を認識しておくこと』です。
「感情的になる=子どもっぽい」
といったマイナスな印象を持ってしまう方もいるかもしれませんが、
感情的になるのは決して悪いことではありません。
人間は感情のある生き物です。
自分の気持ちや熱意を表現する手段として、
しっかりと感情を出してコミュニケーションができることは大事なスキルの1つです。
例えば、
『会社の中で安全に影響するような危険行為』を発見した場合、
あなたはどう振る舞うでしょうか?
他人事と思ってスルーする人は、はっきり言って仕事のできない人です。
多少感情的になったとしても、
その行為をすぐにやめるように大きな声で注意・警告することができる人こそ、
仕事のデキる人です。
ただし、感情的になる状況があまりにも自己中心的なものに聞こえる場合、
会社の中でコミュニケーションに関する問題が発生するリスクがある
と判断される可能性がありますので、注意が必要です。
➡ 自責でなく他責中心の考え方をしている可能性がある。
➡ 自分の意見を押し付けている可能性がある。多様性を尊重しない可能性がある。
➡ これで感情的になるのは自己中心的。
感情的にモノを言われた経験はありますか?
また、その際どのように対応しましたか?
回答のコツは、
『感情的にならず、冷静に、臨機応変に対応する』です。
誰でも一度は、他者から暴力的な言葉を浴びせられた経験があるでしょう。
そのような苦しい状況の中でどのように対応したのかを確認することは、
困難な状況を突破するハンドリング能力や精神力を確認する上で有効な手段です。
この問いに対して、「これがベスト!」と言える解は存在しません。
それぞれの状況により、臨機応変に対応する必要があるからです。
参考まで、
私の経験上、理不尽に怒鳴ってくる相手に対しては、
『冷静になる + 傾聴(聞く)に徹する』
が最も効果的でした。
相手が落ち着くまでじっと耐える必要があるので、かなりキツイですが…。
自分が一番リーダーシップを発揮した
エピソードを教えて下さい。
回答のコツは、
『人を導いた実績を、簡潔なストーリーで説明すること』です。
いかに人をリードできる人財か、というのはよく重視されるポイントです。
- いかに困難な状況だったか
- そのときの自分の役割は何だったか
- どのように考え、どのように行動したか
- 結果、どうなったか
「これなら誰にも負けない!」
と自信を持っているものを教えて下さい。
また、それについて他者から言われた
フィードバックを教えて下さい。
回答のコツは、
『常に他者からのフィードバックに耳を傾け、それを成長の糧にすること』です。
自分を見失うことなく適切な行動ができるとみなされます。
他者からどんなフィードバックをもらったことがあるか、
それもよく重視されます。
普段から人が自分のことをどう見ているのか、どう感じているのか、
積極的にフィードバックを聞く姿勢を持つとよいでしょう。
まとめ
中途採用担当の面接官から飛んでくる「ちょっと意地悪な質問」について、
質問の背景や回答のコツも合わせて紹介しました。
中途面接では、応募者が即戦力で活躍してくれる人財かどうかを見極めるため、
難しい質問が飛んで来る可能性が高いです。
全ての質問を予想することは不可能ですが、
どのような質問でも自分の言葉で誠実に回答することが、
面接における最強の秘訣です。
なかなか合格がもらえない、そんなときは
なかなか合格がもらえないと、悩みますよね。
面接は本当に難しいです。
なぜ難しいのかと言うと、『試験』ではあっても『テスト』ではないので、
「これが正解!」が存在しないからです。
では、どうすればいいか。
私の知る限り、最もコスパが良い最強の秘訣は『就職支援サービス』を受けることです。
具体的には、『転職エージェントを利用すること』です。
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