(2024年2月24日に更新)
就活生
「ちょっと、なにその質問!(心の声)」
面接の中で突然、想定外の質問が来て、ビックリしてしまった経験はありませんか?
面接の中の質問には、『定形型』と『非定形型』があります。
たとえば志望動機は定形型です。
面接対策をされている方であれば確実に準備されていることでしょう。
いっぽう、非定形型は面接官によって趣向が異なります。
中には意地悪に思えるようなものも。
突然、
なんて聞かれたら、
ってなりますよね。
この記事では、『新卒面接の意地悪で難しい質問10選と対策』について解説します。
面接対策の1つとして頭の片隅に入れておけば、いざというときに冷静に対処できるでしょう。
- 想定外の質問が来てうまく対応できなかった経験のある方
- 実際に使われる意地悪な質問が知りたい方
【目次】
面接官が使う、意地悪で難しい質問10選!
さっそくですが、ちょっと意地悪で難しい質問10選はコチラです。
- 卒業研究は何人で行っていますか?
- 研究やアルバイトで失敗した経験はありますか?
- ご自身の弱みについて、他者からどのような評価やフィードバックを受けたことがありますか?
- あなたが怒るときはどんなときですか?
- 他の会社と迷っていますか?
- 配属された部署で、先輩が皆忙しく、あまり積極的に話し掛けられず、十分な教育が受けられなかったらどうしますか?
- 10年度、どうなっていたいですか?
- 他の企業と比較して当社が優れていると思うポイントを3つ教えてもらえますか?
- あなたが、一番パフォーマンスを発揮できる環境とは、どんな環境ですか?
- 当社は、本当に第一希望ですか?
1つずつ順番に解説していきます。
解説
①卒業研究は何人で行っていますか?
どんな研究をされていますか?という質問はよくある質問ですが、
ここでのポイントは共同作業、つまりチームワークです。
もちろん、単独で行っている研究が悪いわけではありませんが、仕事はチームでやるもの。
研究もチームでやっていると、その中での自分の役割や他者とのコミュニケーションなど、
面接の中で話がふくらみやすいです。
自分の役割や、教授やメンバーとのコミュニケーションで気を付けていること、
難しく感じる点などをまとめておくとよいでしょう。
たとえ単独で研究を行っているとしても、誰ともコミュニケーションを取らない、ということはありえません。
研究室の教授や相談相手となる先輩など、関係する方とのコミュニケーションを軸に、
チームワークを意識した回答をするのがオススメです。
②研究やアルバイトで失敗した経験はありますか?
面接では成功体験をアピールしたいところですが、
『どんな失敗をしたか、そこから何を学んだか』
というのは面接官が重視するテーマの1つです。
仕事において、失敗しない人はいません。
面接官は、失敗から学び、自分の成長につなげることができる人かどうかを確認しようとします。
面接そのものが失敗しかねません。
③ご自身の弱みについて、
他者からどのような評価やフィードバックを受けたことがありますか?
面接では自分の強みについてアピールしたいところですが、
『強みよりも弱みに着目』
することもよくあります。強み・弱み含めて、志望者の人物像を確認するためです。
単に「弱みは何ですか?」と聞いても素直な回答が得られないことが多いため、
他の人からどのような評価を受けたか、という観点で聞くのは面接官の技の一つです。
他者の言葉には、本人すら気づいていないその人の内面が含まれる場合があります。
普段から、他者からもらえる評価やフィードバックには耳を傾けましょう。
④あなたが怒るときはどんなときですか?
この質問も前の質問③と同じく、あなた自身のことを深く知るための質問です。
怒ることが悪ではなく、何に対して怒るのか、そこがポイントです。
人間ですから、腹の立つ状況もあるでしょう。
但し、それがあまりにも自己中心的なものである場合、
会社の中でも同様にコミュニケーションに関する問題が発生するリスクがある
と判断される可能性があります。
➡ 自責でなく他責中心の考え方をしている可能性がある
➡ 自分の意見を押し付けている可能性がある
➡ 相手の事情を考えていない可能性がある
⑤他の会社と迷っていますか?
ほとんどの志望者が面接の中で
思わぬヒントがもらえることもあります。
⑥配属された部署で、先輩が皆忙しく、
あまり積極的に話し掛けられず、十分な教育が受けられなかったらどうしますか?
- 新鮮な目で全体を見て
- 気になるところを積極的に聞いたり
- 自分で調べてみたり
- 解決できそうにない問題が発生したときには、すぐに先輩や上司に相談する
といったコミュニケーションが期待されています。
行動する前には必ず先輩や上司に確認(合意)を取りましょう。
⑦10年後、どうなっていたいですか?
これは、『志望者の将来思考を確認するための質問』です。
この質問は、「当社に10年いたいと思うか?」という意図ではなく、
自分が10年後にどのような立場で、どんな仕事をしていたいか、
という『キャリアイメージ』を聞いています。
正直、10年先のことなど誰にも分かりませんが、それは面接官も同様です。
ただし、漠然と会社に入って仕事をする人よりも、将来のイメージを持ちながら仕事をする人は、
明らかにモチベーションが違います。
なので、会社としては、将来思考を持った若者を採用したいと思っているわけです。
参考まで、回答例を2つ示します。
- XXXの分野の専門家となり、会社の中で一目置かれるエキスパートして更に難しい課題にチャレンジしたい
- 自分が手を動かすよりも、チームを率いて人を動かし、より大きな成果が出せるような役割になりたい
前者は技術のエキスパート寄り、後者はマネージャー寄りのキャリアイメージを示しています。
⑧他の企業と比較して当社が優れていると思うポイントを3つ教えてもらえますか?
これは典型的な『企業比較』に関するの質問です。
ただし、ちょっと意地悪なところが『3つ』と言っているところ。
しっかりと企業研究や企業比較をしてきた方であれば、たとえば
- 市場規模の違い
- 製品仕様の違い
- 最近投稿されたニュース
といった観点で難なく回答できるでしょうが、
そこまで比較検討できていない場合もあるでしょう。
そんなとき、
一番やってはいけないのは、『知ったかぶり』をすること。
すぐに見破られ、適当なことを言う人、という評価をうけることになります。
では、分からない場合は何と答えるべきでしょうか。
分からないことは、「分かりません」と回答するのが最適解です。
もちろん、質問に対して適切な回答ができなかったわけですから、
100点満点というわけにはいきませんが、
面接官は100点満点の回答を求めているわけではないのです。
面接官が一番確認したいのは、志望者の人間性や誠実さです。
そこさえ理解していれば、たとえ答えにくい質問や分からない質問に出くわしたときに、
どのような回答をすればよいか、お分かり頂けると思います。
⑨あなたが、一番パフォーマンスを発揮できる環境とは、どんな環境ですか?
この質問は、オープンクエッションの一つです。
オープンクエッションとは、面接官として特に期待している答えがあるのではなく、
志望者の考えや価値感を聞く際に用いられる質問のことです。
つまり、
「こう言えば高評価につながる」とか、
「こう言えば低評価につながる」といったものではありません。
言い方を変えると、普段から自己のパフォーマンスについて意識している人でなければ、
こういった質問に咄嗟に回答できないリスクがある、と言えます。
パフォーマンスが発揮できる環境は、本当に人によって違います。
代表的な例を2つ挙げます。
- オフィスで仲間と共にコミュニケーションを取りながら仕事が進められる環境
- なるべく静かで、一人黙々と仕事ができる環境(早朝など)
この質問は一例にすぎませんが、同様の質問が来たときにもパッと回答ができるように、
『自己分析』をしっかりとやっておくことが極めて重要です。
⑩当社は、本当に第一志望ですか?
この質問は、『志望者の真意を問う質問』です。
この質問が出た場合、面接官は
「第一志望と言っているけど、おそらく違うだろうな…」
と思っています。
でも、もしかしたら自分が勘違いをしているだけかもしれないから、
改めて一番に志望する理由を確認しているのです。
もしあなたが、本当に第一志望として面接を受けているのであれば、
自分の言葉で、なぜ第一志望なのかを伝えましょう。
一方、実は第一志望ではない場合はどうすべきでしょうか?
これは、質問⑧でお伝えしたことと全く同じです。
大切なことなので繰り返しますが、
面接官が一番確認したいのは、志望者の人間性や誠実さです。
ここさえしっかりと理解していれば、どのように回答すべきか、明白ですよね。
まとめ
本記事では、面接官が使う、意地悪で難しい質問10選と、その対策について解説しました。
面接の中では、志望者の人間性や誠実さを確認する目的で、様々な角度から質問が飛んできます。
難しい質問もありますが、どのような質問に対しても、誠実さを大切にし、自分の言葉で回答するのが王道であり、最適解です。
志望企業から内定通知がもらえるように、祈っています!
なかなか合格がもらえない、そんなときは
なかなか合格がもらえないと、悩みますよね。
面接は本当に難しいです。
なぜ難しいのかと言うと、『試験』ではあっても『テスト』ではないので、
「これが正解!」が存在しないからです。
では、どうすればいいか。
私の知る限り、最もコスパが良いオススメの方法は『就職支援サービス』を受けることです。
具体的には、『転職エージェントを利用すること』です。
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