(2024年3月23日に更新)
面接官の言葉をどう解釈したらいいのか知りたい。「ご縁がありましたら」とか、「頑張ってください」って、実際どういう意味なんだろう?
この記事は、このような悩みを持つ方に向けて書いています。
こんにちは、はやぶさです。
外資IT企業でマネージャーをしています。
面接では、様々な質問やアドバイス、メッセージを面接官から受け取りますよね。
中には、
「それってどういう意味なんだろう?」
と、後になって疑問や不安に感じるものもありますよね。
本記事では、面接官がよく使う言葉の解釈方法について紹介します。
本記事の内容
- 面接官の言葉が分からないときの解釈方法
- 面接官の言葉20選
- 面接で合格を勝ち取る秘訣
注意事項
面接官も単なる一般人ですから、1人1人考え方や言動が違います。
言葉に含める意味や意図も人によって異なりますので、一例としてご覧ください。
【目次】
面接官の言葉が分からないときの解釈方法
結論は、『プラス側とマイナス側の両方を考えてみる』です。
「ご縁がありましたら」
面接の中で、この言葉をもらった経験がある方は多いでしょう。
その場では、
「ありがとうございます。ぜひよろしくお願いします。」
と返すパターンがほとんどですよね。
でも、この「ご縁がありましたら。」という言葉、
意味や意図が分かりにくいんですよね。
結果、自己解決できないままその言葉が頭から離れなくなり、
合否判定の結果が出るまでずっと悩んでしまうのです。
そういうときは、
『プラス側とマイナス側の両方を考えてみる』
のが効果的です。
プラス側は、「企業が欲しい人材に向けたメッセージ」です。
マイナス側は、「企業が採用に慎重になるときのメッセージ」です。
両方を考えた上で、その時の面接の状況と照らし合わせて、
どちらの解釈がしっくりくるかを判断する。
これで、かなり精度の高い推測が可能になります。
それでは、さっそく見ていきましょう!
面接官の言葉の解釈【20選】
- ご縁がありましたら
- 熱意は伝わりました
- 大丈夫です
- がんばってください
- なぜうちの会社なのか
- 当社に入った後で
- 責任感はありますね
- 第一志望ですか?
- 自信はありますか?
- えーと
- そうですね
- 他に受けている企業はありますか?
- 不採用だったらどうしますか?
- いつから来られますか?
- 緊張していますか?
- 落ち着いてますね
- 結構大変ですが、がんばれそうですか?
- 当社に内定したら、他社は辞退しますか?
- 最後に言いたいことはありますか?
- よろしくお願いします
1.「ご縁がありましたら」
プラスの解釈 | ぜひ来てほしいけど、面接の中で採用を決定するわけにはいかない。 縁があることを伝えておこう。 |
マイナスの解釈 | 正直うちには合わないな。 縁のある会社を見つけてほしい。 |
この言葉は、マイナスの解釈で用いられるケース(つまり不合格フラグ)が多いです。
似た言葉で、「機会がありましたら」も、同じく不合格フラグである可能性が高いです。
面接官の出す合格フラグ・不合格フラグについては別記事で詳しくまとめていますので、
興味のある方はご覧頂ければと思います。
(2024年3月23日に更新)
これ、いけたんじゃない?
面接官ずっと笑顔だったし、気持ちよく質問に回答できたし!
長かった就活もこれで終わりね!
こんにちは、はやぶさです。
[…]
2.「熱意は伝わりました」
プラスの解釈 | 熱意を持っているだけでなく、それを伝えられるところがすばらしい。 そもそも熱意が無ければこの業界で結果を出すのは難しい。 是非うちに来てほしい。 |
マイナスの解釈 | 熱意を持っているすばらしい応募者だ。 だが、伝わったのは熱意だけで、内容はうちに合うものではなかったな。 この熱意と強みを活用できる企業が見つかれば大活躍するだろう。 |
3.「大丈夫です」
プラスの解釈 | 応募者のパフォーマンスは十分に分かった。 活躍してくれそうだ。この応募者は大丈夫だろう。 |
マイナスの解釈 | 応募者のパフォーマンスは十分に分かった。 だが、その内容はうちに合うものではないな。 これ以上聞く必要はないだろう。 |
4.「がんばってください」
プラスの解釈 | この応募者は期待できる。 荒けずりなところはあるが、みがけば確実に光るだろう。 ぜひうちでがんばってもらいたい。 |
マイナスの解釈 | この応募者はとても優秀だ。 だが、そのポテンシャルをうちで発揮するのは難しいだろう。 自分にぴったりの企業が見つかるまで、ぜひがんばってほしい。 |
5.「なぜうちの会社なのか」
プラスの解釈 | 新しい価値観や考え方を持った若者だ。 もっと意見が聞きたい。 こういう多様性がこれからの時代には必要だ。 |
マイナスの解釈 | 説明を聞いている限り、うちを志望している理由が分からない。 受ける企業や業種を再検討した方がよいだろう。 |
6.「当社に入った後で」
プラスの解釈 | この応募者の採用は間違いない。 うちの魅力を伝えるために、入った後のことを積極的に話していこう。 |
マイナスの解釈 | 説明を聞いている限り、求めている人材とはギャップがある。 入った後のことを話していけば、そのギャップに気づいてもらえるかもしれない。 |
7.「責任感はありますね」
プラスの解釈 | 若いがしっかりしている。 将来リーダーとして成長できるポテンシャルがある。 |
マイナスの解釈 | 責任感はあるのだが、他に特筆すべき点が見当たらない。 採用は難しい。 |
8.「第一志望ですか?」
プラスの解釈 | 良い人材だ。 第一志望だったら他に決められる前にすぐに合格通知を出そう。 |
マイナスの解釈 | 話を聞いている限り、第一志望の感じがしない。 第一志望とは言っているが、いまいち信用できない。 |
9.「自信はありますか?」
プラスの解釈 | 話している内容には自信が感じられる。 元気で良い応募者だ。 |
マイナスの解釈 | 話しを聞いている限り、自信が感じられない。 自信の無さは自覚できているのだろうか? |
10.「えーと」
プラスの解釈 | 質問の回答が素早くて正確。とてもスマートな応募者だな。 次の質問はどうしようかな…。 |
マイナスの解釈 | 質問の回答になってない。 どう質問したら分かってくれるだろうか…? |
11.「そうですね」
プラスの解釈 | この応募者の発言には共感できるポイントが多い。 しっかりと相槌を打っておこう。 |
マイナスの解釈 | いまいち共感できない発言だけど、 面接は議論する場ではないから、とりあえず先に進めよう。 |
12.「他に受けている企業はありますか?」
プラスの解釈 | 良い人材だ。 他に受けている企業が無いなら確実に取りたい。 |
マイナスの解釈 | 残念ながらこの応募者の採用は見送りだ。 他の企業で選考を進めた方がよいだろう。 |
13.「不採用だったらどうしますか?」
プラスの解釈 | 採用はほぼ間違いないけど、 応募者の本気度を確認してみよう。 |
マイナスの解釈 | 残念ながらこの応募者の採用は見送りだ。 他の企業で選考を進めた方がよいだろう。 |
14.「いつから来られますか?」
プラスの解釈 | ぜひ欲しい。早く来てほしい。 |
マイナスの解釈 | 来月から来てもらいたいけど、大丈夫かな。 もしダメなら、残念だけど見送りだな。 |
15.「緊張していますか?」
プラスの解釈 | とてもまじめな応募者だが、顔も体もガチガチ。 リラックスしてもらうために、少し和ませる質問をしよう。 |
マイナスの解釈 | 緊張し過ぎてて、質疑が進まない。 この調子だと、入社した後も苦労しそうだな。 |
16.「落ち着いてますね」
プラスの解釈 | 色々な質問を投げかけたけど、終始落ち着いている。 とても頼もしい応募者だ。 |
マイナスの解釈 | 落ち着いているようにみえるけど、いまいち真剣さが伝わってこない。 もしかしたら、うちの志望度は高くないのかもしれない。 |
17.「結構大変ですが、がんばれそうですか?」
プラスの解釈 | 元気もやる気もあって、大いに期待できる応募者だ。 さいごに意気込みを聞いておこう。 |
マイナスの解釈 | やる気は感じられるが、体力的に少し心配だ。 後になって後悔させないように、しっかり説明して確認を取っておこう。 |
18.「当社に内定したら、他社は辞退しますか?」
プラスの解釈 | 良い人材だ。是非取りたい。 他社の選考は辞退してもらいたい。 |
マイナスの解釈 | 質問の回答を聞いている限り、いまいち真剣さが伝わってこない。 本当にうちを志望しているか確認してみよう。 |
19.「最後に言いたいことはありますか?」
プラスの解釈 | とても良い応募者だった。 気持ちよく面接を終わらせるために、言いたいことは全て言ってもらおう。 |
マイナスの解釈 | 残念ながらこの応募者の採用は見送りだ。 少しでも前向きな雰囲気で退席させるために、言いたいことを言ってもらおう。 |
20.「よろしくお願いします」
プラスの解釈 | ぜひうちに来てください! |
マイナスの解釈 | 将来、縁があったときはよろしくお願いします。 |
面接で合格を勝ち取る秘訣
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面接官の言葉の解釈方法は分かったけど、
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転職エージェントの基本や注意点、おすすめを下記記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
➡️ 【転職成功率100%】転職エージェントの基本と注意点とおすすめ9選
まとめ
本記事では、「ご縁がありましたら」など、意図が分かりにくい面接官の言葉の解釈方法について解説しました。
評価する立場の者とは言え、面接官も単なる人。
「良い人材だなぁ」と思えば、自然と笑顔になって本音が漏れてしまうものです。
ぜひ、面接官から本音を引き出せるような熱意あふれる面接をこころがけてください^^
さいごまでお読み頂き、ありがとうございます。
また別の記事でお会いしましょう!
今回紹介した言葉の中には、「不採用だったらどうしますか?」といった、
『ちょっと意地悪に聞こえる質問』も入れました。
面接官が出す『意地悪な質問』については、その意図も含めて別の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
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