(2024年3月23日に更新)
面接官ずっと笑顔だったし、気持ちよく質問に回答できたし!
長かった就活もこれで終わりね!
こんにちは、はやぶさです。
外資IT企業でマネージャーをしています。
面接の中で、こんな風に思う瞬間、ありますよね。
面接官の何気ないしぐさ、表情、そしてメッセージを通して、
応募者は『いけたかも!』と感じるのです。
でも、
といったド直球のコメントでもない限り、
何が合格フラグなのか分かりにくいですよね。
せっかくなら、
面接官が発する合格フラグ・サインについて知っておきたいところです。
これに気がつけるようになると、面接がもっと楽しめるようになりますよ。
また、不合格のフラグやサインについても知っておきたい、
という方もいると思うので、合わせて紹介します。
本記事では、面接官が使う『合格・不合格のフラグやサイン』について解説します。
一次面接から最終面接まで通じる内容なので、ぜひ参考にしてください!
- 面接官が出す「合格フラグ/ 不合格フラグ」に気づきたい方
- 面接を楽しみたい方
面接官も単なる一般人ですから、1人1人考え方や言動が違います。
言葉に含める意味や意図も人によって異なりますので、一例としてご覧頂ければ幸いです。
【目次】
合格・不合格のフラグやサインの紹介
早速ですが、『合格フラグ・サイン』と『不合格フラグ・サイン』はこちらです。
合格フラグ・サインのレベルは、分かりにくさ(気づきにくさ)を表しています。
レベルが高いほど「分かりにくい」という意味です。
ぜひ、面接の中で合格フラグに気づきましょう!
レベル1 : 満面の笑み+大きな相槌
レベル2 : 「是非xxさんと一緒に働きたい」
レベル3 : 「なんでもできそうですね」
レベル4 : 「なんでも質問してください」+ 笑顔
レベル5 : 「なるべく早く結果をお伝えします」
レベル6 : 「出張とか大丈夫ですか?」
レベル7 : 「うちでいいんですか?」
レベル8 : 「他の会社と迷ってますか?」
レベル9 : 「よく分かりました」+笑顔
- 「ご縁がありましたら」
- 「どの業界でも活躍できそうですね」
- 「チャンスはありますよ」
- 「頑張ってください」
- 「ちょっと早いですが、これで終わりましょう」
- 同じ質問が別の面接官から繰り返される場合(例:志望動機)
- 「ちょっとよく分からなかったので、もう1回説明してもらえますか?」
- 「xxの業務以外はやりたくないということでいいですか?」
- (回答が長い場合)「そろそろ次の質問に行ってもいいですか?」
- 「なぜうちなのか分からないんですよ」
- (外資系の場合)「英語はもうちょっと勉強した方がいいですよ」
これらの不合格フラグ・サインは、面接の中の応募者とのコミュニケーションの中で、
面接官から自然に出た言葉である可能性もあります。
ただし、実際に長年面接官をやってきたからこそ分かるのですが、心理的に
「この人には絶対に来て欲しい!」
と思う応募者には使いません。
こういった言葉が面接官の口から出てきた場合には、
不利な状況であると理解し、残る質問に誠意を持って回答しましょう!
ところで、「ご縁がありましたら」など、面接官の使う言葉の中には、
いまいち分かりにくいものが多いですよね。
そういった『面接官の使う言葉の解釈方法』については、別記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてご確認ください。
ちなみにこの記事は、当ブログの中でダントツ1位の閲覧数です。
➡【面接官直伝】「ご縁がありましたら」は要注意!面接官の言葉の解釈方法【20選】
(2024年3月23日に更新)
面接官の言葉をどう解釈したらいいのか知りたい。「ご縁がありましたら」とか、「頑張ってください」って、実際どういう意味なんだろう?
この記事は、このような悩みを持つ方に[…]
解説
レベル1:満面の笑み+大きな相槌
最も分かりやすいのは、『満面の笑み+大きな相槌の両方が見られたとき』です。
自分(応募者)が何かを説明したり回答した後でこの反応が見られた場合、
応募者のことを非常に高く評価している証拠です。
いつでも笑顔の面接官はいますが、
人は納得しない限り大きく相槌は打てないものです。
この反応が見られた場合、『自分のことを認めてもらった証拠』だと思って、
残る質問にも元気よく回答していけば、きっと良い結果が得られますよ。
レベル2:「是非xxさんと一緒に働きたい」
「是非xxさんと一緒に働きたい」というのは、
分かりやすさで言えば「満面の笑み+大きな相槌」と大差ありません。
もはやこの言葉が出ている時点で、
「あなたは合格です。是非一緒に働きましょう。」
と言っているようなもの。
反対に、
『この言葉が投げかけられたにも関わらず不合格だった場合』には、
会社側に根本的な問題がある可能性が高いです。
むしろ、
「そんな会社に行かずに済んでラッキー!」
と思うのがベストです^^
レベル3:「なんでもできそうですね」
スキルや経験の説明の後で出てくる、「なんでもできそうですね」というコメント。
これも応募者に対して好印象を持っていなければ出てこないコメントです。
特に『新卒』や『20代の若い転職希望者』の場合、何か1つだけ突出している人よりも、
なんでもできそうだなと思える人の方が採用しやすいです。
「なんでもできそう ➡ 活躍できそうなエリアがたくさんある」
と判断される可能性が高いからです。
こういうコメントをもらった際には、
戦略的に「自分はこれがやりたい!」アピールよりも、
「頂いた仕事なら何でも全力で頑張ります!」
といったアピールの方が”押しの強い”メッセージになります。
レベル4:「なんでも質問してください」+笑顔
面接終盤で、「応募者からの質問(逆質問)」を受け付ける企業が多いです。
「聞きたいことがあったらなんでも質問してください!」
と笑顔で聞かれたら『アタリ』だと思って間違いありません。
面接終盤ともなると、面接官はその人を採用するかどうか”アタリ”をつけています。
(もちろん、最終決定は面接後にしっかりと協議して決めます)
その中で、
是非欲しいと思っている人財に対しては、
積極的に応募者からの質問に回答したいという心理になるものです。
このような反応が得られた場合には、積極的に面接官に質問しましょう。
なお、あまり好印象が持てなかった応募者に対しては、
「何か質問はありますか?」
といった感じの『ニュートラルな表現』になります。
レベル5:「なるべく早く結果をお伝えします」
「なるべく早く結果をお伝えします」というのは、
一見すると応募者に対する礼儀の1つに見えます。
全ての候補者に言いそうな言葉ですが、実はそうではありません。
一般的には、
「一週間か、遅くとも二週間以内に回答します。」
といった感じで、
会社の中で設定されたルール(回答期日)に沿った回答をします。
その中で
「なるべく早く結果をお伝えします」
というのは、
「応募者を他企業に取られないように早く結果を伝えたい➡早く合格を伝えたい」
という心理から出ている言葉なのです。
早く結果が欲しい方は、面接後にお礼メールを送るのも1つの有効な手段です。
印象が良かった方であれば、
お礼メールにも丁寧に返事をしてくれる可能性が高いですし、
合否判定の結果が早くもらえることも。
お礼メールの書き方については、コチラの記事で解説しています。
興味のある方はぜひ合わせてご確認ください。
➡【面接官直伝】面接後のお礼メールは送っておけば安心【新卒】
(この記事は、2024年1月26日に更新しました。)
挨拶はコミュニケーションの基本です。
コミュニケーションを大事にする方であればあるほど、
面接前も後も、何かしら前向きな姿勢を見せたいと思うものです[…]
応募者が他企業で選考が進んでいたり、既に内々定をもらっていたりする場合、
合否に関わらず応募者に早めに結果を伝えた方がよいと判断し、
「なるべく早く結果をお伝えします」と言う場合もあります。
レベル6:「出張とか大丈夫ですか?」
「出張とか大丈夫ですか?」
この質問は、出張を想定している企業であれば聞くのはごく自然なことです。
とても合格フラグには見えませんよね。
でも、健康状態は事前に確認済みです。
何か制約事項があれば応募者側から申し出るはずです。
つまり、「出張はできません!」なんて言われる可能性が低いことは、面接官は百も承知なわけです。
ではなぜこの質問をするのか。
『その人と一緒に仕事をするイメージができたから』です。
出張とは、会社の代表として他社を訪問したり、自社の他拠点に移動することを指します。
面接の中で好印象を持った方に対しては、
面接官はその人と仕事をしていることを具体的にイメージします。
そのイメージが具現化したものの1つが、この質問です。
面接初めでこの質問が出た場合には純粋に出張が可能か確認しているだけですが、
中盤以降に出た場合には、合格フラグの可能性が高いです。
- うちの会社は出張多い方なんですけど、大丈夫ですか?
- 数週間~1か月くらいの出張が発生しても大丈夫ですか?
レベル7:「うちでいいんですか?」
「うちでいいんですか?」
この言葉を使うシーンとして代表的なのは以下2つのシーンです。
- 応募者がハイパフォーマー(デキる人)だから、ぜひ取りたいと思っている
- 応募者がなぜ応募してきたのか分からない
①が合格フラグです。
この質問は、
「本当にうちに来る気があるの?」といった皮肉交じりの質問にも聞こえますが、
「ぜひ来て欲しい」という気持ちの裏返しだったりします。
前後関係にもよりますが、良い面接の雰囲気の中でこの質問が出た場合には、
合格フラグだと思って間違いありません。
満面の笑みで、
「はい!ぜひ御社で働かせて頂きたいです!」
と答えましょう!
レベル8:「他の会社と迷ってますか?」
「他の会社と迷ってますか?」
この言葉は、応募者を取る(つまり合格させる)前提で、
他の企業に取られてしまうリスクを把握したいときに使われる言葉です。
他に迷っている企業があれば素直に答えましょう。
迷っているポイントを説明すれば、面接官から有益なアドバイスがもらえることも。
誠実な方は、どんな企業からも好かれます。
レベル9:「よく分かりました」+笑顔
笑顔で「よく分かりました」と言われたら合格のビッグチャンス!
「分かりました」という言葉は相槌のようなものでよく使われるので、
それと同じじゃない?と思われるかもしれませんが、
「”よく”分かりました」
というのは本当に理解した時以外出てこない、レアワードです。
これは、あなたの説明に対して非常に好印象を持った証拠です。
更に笑顔が追加されていれば、もはや合格を決めたようなもの。
残る質問にも笑顔で分かりやすく回答すれば、素晴らしい結果が得られるでしょう。
まとめ
面接の合格・不合格のフラグやサインについて解説しました。
面接は緊張するものですが、その中でも面接官の発する言葉や表情が読み取れるようになると、
より楽しく、自分らしい面接ができるようになりますよ^^
志望企業から合格フラグ、そして合格通知がもらえるように、頑張ってください!
なかなか合格がもらえない、そんなときは
なかなか合格がもらえないと、悩みますよね。
面接は本当に難しいです。
なぜ難しいのかというと、『試験』ではあっても『テスト』ではないので、
「これが正解!」が存在しないからです。
では、どうすればいいか。
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と思われた方。
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転職エージェントの基本や注意点、おすすめを下記記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
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